2018.4.29
「神さまの養い」



ダニエル書1章1~21節


【音声データ】
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「神の御計らいによって、侍従長はダニエルに好意を示し、親切にした」(9節)


 ダニエルたちは、王の命じた食事を自分の信仰的な良心に従って食べることができずに悩みました。しかし、簡単に妥協はしませんでした。また、自分の考えに凝り固まって、ただ反抗するといった態度もとりませんでした。どうしたら、この与えられた逆境の中で信仰を貫いて生きていくことができるだろうかと真剣に考えたのです。その中で、最も注目すべきことは〈神の介入〉の事態です。9節には「神の御計らいによって、侍従長はダニエルに好意を示し……」と記されていました。神様は異邦人の心さえも支配し、ご自分に忠実な者を守り、その願いが叶うよう働いてくださるというのです。

 何よりも、ただ主なる神様が共にいて守られたゆえに、彼らはなんと王の侍従長に認められ、好意を寄せられるほどになったと聖書は言います。侍従長は王を怖がって、逆らいたくありませんでしたが、ダニエルが“神々に捧げた肉や酒は口にしたくない”と言ったとき、耳を傾けてくれました。そしてダニエルたちは、侍従長や世話係に自分たちの信仰による生き方を示し、文字通り生死をかけて“その食物を食べなくても、食べた者と同じに、いや、それ以上に健康を保つことができるから”と言って10日間のテストをさせ、ついに彼らに信仰による生き方を、自らの体をもって認めさせたのです。

 また、17節には「この四人の少年は、知識と才能を神から恵まれ、文書や知恵についてもすべて優れていて、特にダニエルはどのような幻も夢も解くことができた」と記されていました。4人の少年たちの知識と才能また文書能力や知恵は、バビロンの宮廷教育によって与えられたのではなく、「神から恵まれ」たものに他なりません。“まことの〈知恵〉と〈理解力〉を与えるのは誰か”。このような問いが、ここには秘められているのです。







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